会社の営業にとって、年末年始の取引先への挨拶回りはとても大切です。得意先への挨拶回りをするときに配布する粗品について、みなさんはどの程度、気を使っていらっしゃるでしょうか。
「とりあえず、会社が用意した品物を持参している」「どうせ先方もあまり気にしてないから」など、あまり気にかけていないのではないでしょうか。
実は、この年末年始の挨拶回りの粗品でとても差がつくのです。
今回は、年末年始の挨拶回りのときに配布する粗品に関することについて、粗品を配布する目的や喜ばれる粗品の選び方、粗品を配布するときのポイントなど幅広く解説致します。
年末年始の挨拶回りに粗品を配布する目的
まず、年末年始の挨拶回りに配布する粗品について、粗品とは何か、年末年始の挨拶回りの目的、年末年始の挨拶回りに粗品を配布する目的についてご紹介させていただきます。
粗品とは
粗品とは、「粗末な品物」という意味で、他人に贈呈する品物の謙遜した呼び方です。日常生活でも「つまらない物ですが」と言って贈り物を渡す日本の慣習です。
ただし、会社の営業局面では、商業的な宣伝活動の一種で、来店や商品の購入、契約などのお礼として贈呈される品物のことを指します。年末年始の挨拶回りに配布する粗品も、販売促進活動の1つです。
年末年始の挨拶回りの目的
年末年始の挨拶回りの目的は、お世話になっている取引先へ粗品などを持参して、日頃の感謝の意を伝え、今後の取引もよろしくお願いしますとの意味も込めての営業活動の一環です。
そもそも年末年始の挨拶回りは両方行くものでしょうか。結論から言えば、本来、年末年始両方とも行くのが丁寧です。
どちらかを優先させるとしたら、1年の始まりの挨拶という意味で年始の挨拶回りを優先させるべきでしょう。
その場合には、年末には、今年1年間の感謝の意を表すためにお礼としてお歳暮などを郵送して、別途電話で挨拶をするほうが丁寧です。
年末年始の挨拶回りに粗品を配布する目的
年末年始の挨拶回りに粗品を配布する目的は、主としてお世話になっている取引先への感謝の意を表すための販促品やノベルティの目的があります。
当然ながら、感謝の意を表すとともに自社をアピールして、得意先を囲い込む販売促進の一面があります。したがって、粗品はとても重要なツールです。
年末に挨拶するメリット
心理学の「ピーク・エンドの法則」はご存じでしょうか?
ひとは「最も感情が高ぶった瞬間」と「最後の印象」で起こった物事を判断するという法則です。
つまり、簡単に言ってしまうと「終わりよければ、すべて良し!」ということ。
ビジネスは、いいときもあれば、悪いときもあるもの。
年末に挨拶に伺うことで、お互いきれいにその年を終えることができるのではないでしょうか。
年始に挨拶するメリット
「一年の計は元旦にあり」や「初夢」いう言葉があるほど、私たち日本人は、物事のはじまりを大切にしています。1年のはじまりに挨拶に伺うことで、お互いに気持ちの良いスタートが切れそうです。
また、仕事に追われている年末に比べて、年始の方が先方の担当者もゆとりがあり、「今年の御社の抱負は何ですか?」などの雑談から相手のニーズを引き出せると、いいスタートダッシュが切れるかも!
喜ばれる粗品の選び方
次に、粗品について、粗品の種類、喜ばれる粗品とは、粗品の選び方、粗品を配布するときのポイントについてご紹介させていただきます。
粗品の種類
粗品の種類は豊富にあります。
一般的なのは、タオルやカレンダーが多いですが、最近では、マスク、ウェットティッシュ、付箋、ボールペン、エコバッグ、クリアファイル、メモ、手帳、デスククロック、防災グッズ、お菓子などがあります。
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喜ばれる粗品とは
喜ばれる粗品とは、取引先の担当者が実際に使う実用品や、取引先の会社の社員で分けられるお菓子などでしょう。
大切なことは、取引先の会社や担当者を事前にリサーチして、何が喜ばれるかを真剣に考えることです。
粗品は自社の経費で作製されるので、事前に営業担当者からもアイデアを出して、製作の部門と打ち合わせることも重要でしょう。
粗品の選び方
粗品の選び方はとても大切です。以下、順を追ってご紹介させていただきます。
定番の商品を選ぶ
粗品を定番の商品から選ぶことも王道です。タオルなどはいくつあっても助かりますし、最近ではマイクロファイバークロスなど、ただのタオルではなく、机の上やパソコン、スマホのクリーナーとして重宝されます。
カレンダーも卓上や壁掛けだけでなく、最近ではお洒落なカレンダーもたくさんあります。
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名入れをしてアピールできる商品を選ぶ
ロゴや会社名を名入れして、商品を見る度に思い出してもらうということも企業の宣伝効果としては有効です。
最近では、「いつもありがとうございます」とイラストと文字が名入れできるありがとうグッズなどもあります。メッセージが入っているとアピール効果が上がります。
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気の利いた粗品を選ぶ
気の利いた粗品も喜ばれます。「気の利いた」とは、例えば年末の挨拶回りのときに、正月に使う寿の割り箸や社員で分けられるホッカイロやお菓子などです。
年始の挨拶回りには、正月の来客用のお茶やお茶菓子などです。商品券や宝くじなども気が利いているかもしれません。もらって困らない物が基本です。
実用的な粗品を選ぶ
実用的な粗品とは、取引先の担当者が日頃業務で使える品物や、マスクやミニタオルなど業務以外で使える品物、さらに自宅に持ち帰って使える入浴剤・台所用品なども家族に喜ばれるので、取引先の担当者には喜ばれるでしょう。
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相手の方が持ち帰るのにかさばらない商品を選ぶ
会社で使わない物ならば取引先の担当者が自宅に持ち帰るでしょうから、相手が自動車通勤でない場合には、持ち帰るのにかさばらない商品が喜ばれます。
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会社で使える商品を選ぶ
会社で使える商品を選ぶこともよいでしょう。付箋やボールペン、メモ帳などの文房具のほか、デスクロックやコースター、モバイルバッテリーなども喜ばれます。
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縁起物にこだわった粗品を選ぶ
年始のご挨拶には、縁起物にこだわった粗品も喜ばれるでしょう。かわいらしいだるまや招き猫、七福神のチョコやお菓子のプチギフトなど種類が豊富です。
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化粧箱に入れておごそかな商品を選ぶ
年始のご挨拶で、取引先の会社の社員が多い場合などは、化粧箱に入れておごそかな粗品としてお渡しするのも喜ばれます。
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粗品を配布するときのポイント
粗品を配布するときのポイントをいくつかご紹介させていただきます。
挨拶回りの時期には気をつけよう
挨拶回りの時期で気をつけなければならないことは以下のとおりです。
年末の挨拶回りの場合 | 年始の挨拶回りの場合 |
一般的に12月の最終週から休暇に入る企業が多いので、その1週間前が理想の期間です。 しかし、先方も忙しい時期なので、12月初旬から始めても大丈夫でしょう。 | 一般的に1月4日以降15日までです。 松の内は、関東は7日まで、関西は15日までです。 できれば、松の内までに挨拶回りができることがベターです。 |
また、訪問の時間帯にも気をつけましょう。できれば、午前中~お昼の食事の時間帯は避けて、昼以降からがベストです。
きちんとアポイント取ってから挨拶にお伺いしよう
できれば、事前にアポイントを取ってから挨拶に伺うようにしましょう。
特に遠方の取引先や上司と一緒に挨拶に訪問する場合は必須でしょう。「挨拶のみですぐに失礼いたしますので」と伝えておくと丁寧です。
挨拶は手短に済ませよう
年末年始の挨拶は、基本的にはビジネスの話はしません。年末年始とも、相手様はとても忙しい時期ですので、挨拶は手短に済ませましょう。
5分~15分がベターです。長くても30分以内には切り上げましょう。
粗品にはメッセージを添えよう
粗品には、のしをつけて、メッセージを添えるとより丁寧です。のしには、水引をつけて、表書きには、年末は「ご挨拶」、年始には「お年賀」、松の内(関東7日、関西15日)を過ぎたら「寒中お見舞い」と記載します。水引の下には、差出人(会社名)を記載します。
取引先担当者が不在の場合には、粗品と一緒に名刺に「年末(お年始)ご挨拶」と赤く記載して渡します。
年末の挨拶には、「今年一年お仕事をさせていただき、誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。」と記載します。
年始の挨拶には、「謹賀新年 本年もどうぞよろしくお願いいたします。」と記載します。
まとめ
年末年始の挨拶回りのときに配布する粗品は、会社の営業担当者とっては、販売促進に関係するとても大切なツールです。
だからこそ、得意先の会社に喜ばれる粗品を選びたいものです。
今回の記事を参考にして、ぜひ次回の年末年始の挨拶回りには、キラッと光る粗品を持参して、他社に差をつけて、販売促進につなげましょう。
挨拶周りの粗品をご検討の際にはぜひ、「名入れ製作所」サイトをご利用ください。
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