建物が完成したことをお祝いする竣工式や落成式。
「式典で贈る記念品はなにがいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
竣工式や落成式で配布する記念品には2つのパターンがあり、どちらのパターンかによって選ぶべきアイテムも異なるため注意が必要です。
そこでこの記事では、竣工式や落成式にふさわしい記念品を贈る相手別にご紹介します。
また、のしの有無や式に招かれた場合のマナーなどもご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
竣工式や落成式の記念品には2つのパターンがある!
「竣工式(しゅんこうしき)」や「落成式(らくせいしき)」とは、建物などの工事が終了したことをお祝いする式典のことです
竣工式ではお祝いを兼ねて、記念品を配布することがあります。
しかしその記念品には2つのパターンが存在し、誰に対して記念品を贈るのかによっておすすめのアイテムが異なるため注意しましょう。
建築会社など→施主への「お祝い」として贈呈
まずは建築会社などが「建物が完成しました、おめでとうございます」という意味合いで、建物の管理者である施主(せしゅ)へ贈る記念品です。
この記念品はお祝いの意味が強いため、新しい建物の室内などで飾れるようなものや長く使えるようなものをおすすめします。
建築会社名などを入れてノベルティとして配布している会社もあり、宣伝効果を狙った記念品も人気です。
施主→大工など工事関係者への「お礼」として贈呈
2つ目のパターンは、現場で作業を頑張ってくれた大工や職人に対して「ありがとうございました」と、施主からお礼の意味で贈られる記念品もあります。
こちらはお礼の意味合いが強く、大工や職人が実際に使えるような実用的なアイテムが好まれます。
施主が企業の場合、お礼の記念品に自社名を入れて宣伝することも珍しくありません。
竣工式や落成式をオンラインで開催しても記念品を用意しよう
新型コロナウイルスの影響で、竣工式や落成式をオンラインで開催することも増えてきました。
たしかにオンライン開催にすれば密を防げるだけではなく、自宅からも参加できるため利便性が高く、コロナ収束後もオンライン化していくかもしれません。
しかしどのような形になったとしても、竣工式や落成式記念品は準備するべきだといえます。
なぜならこうした式典の記念品は、お祝いやお礼の気持ちを伝えるための品物だからです。
直接手渡しができなくても、郵送して記念品と一緒に思いを伝えましょう。
竣工式や落成式の記念品として人気のノベルティとは?
ここからは具体的なアイテムを挙げながら、竣工式や落成式の記念品におすすめのノベルティをご紹介します。
建築会社など→施主へ贈る場合
建築会社などから施主へ贈る記念品の場合には、先にもご説明したように「飾れるもの」や「長く使えるもの」が人気です。
たとえば下記のようなアイテムはいかがでしょうか?
クリスタル盾
建築会社などの記念品として代表的なアイテムである「クリスタル盾」。
高級感や気品があり、贈り物として最適です。お部屋の中に飾っておけば、ちょっとしたインテリアにもなるでしょう。
最近では、建物の形を立体的に再現した「3Dクリスタル」なども人気で、洒落た贈り物となりますよね。
置き時計
「置き時計」も飾れる記念品として人気が高いアイテムです。
建物の雰囲気に合うデザインを選ぶとよいでしょう。
フォトフレームなどと一体型になっている置き時計も、実用的で喜ばれます。
レザー製トレイ
本革で作られた「レザー製トレイ」もおすすめです。
小物入れとしても活用できますし、単に置いておくだけでも本革の高級感が漂い素敵なインテリアになります。
マグカップ
長く使用できるアイテムの定番「マグカップ」。
陶器マグカップはフルカラーでデザインができるのでオリジナリティーを出したい場合におすすめです。
機能面も含めて選ぶのであれば、飲み物の温度が変化しづらいサーモマグがぴったりです。
タンブラー
施主が企業の場合、社内でも使ってもらえる「タンブラー」がおすすめです。
蓋つきのものやカフェのテイクアウトカップのようなデザインであったり、さまざまな種類があるので贈り先によって選べるのもポイントです。
胡蝶蘭
花びらが大きく、見た目にも高級感があることから「胡蝶蘭」はお祝いの定番の花です。
水やりの手間も少ないため、負担が少ないのも魅力の一つです。
1~2ヶ月程度花持ちするので、長期間華やかさを演出してくれます。
施主→大工など工事関係者へ贈る場合
次に、施主から職人や大工などの工事関係者に贈る記念品をご紹介します。
これも前述のとおり、現場などで使える「実用的なもの」が人気です。
今治タオル
贈り物の代名詞ともいえる「今治タオル」は、自分ではなかなか購入しない高級品ため、記念品として贈ると喜ばれます。
またタオルは何枚あっても困らない消耗品ですから、多くの人に喜ばれやすいアイテムといえるでしょう。
ステンレスボトル
工事現場などに持って行って活用されやすい「ステンレスボトル」もお礼の品として最適です。
工事現場では、マイボトルや水筒を持参している職人や大工も多いですよね。おしゃれで使いやすいステンレスボトルなら、毎日使ってもらえるかもしれません。
常温が好みの人には「クリアボトル」もおすすめです。
ボールペン
業種を問わずもらって困らないアイテムが「ボールペン」です。
デザインや機能もさまざまで、選択肢の幅が広いことも魅力の一つです。
普段から使用する物だからこそ、いくらもらっても嬉しいアイテムです。
ふせん
「ふせん」は事務作業やメモ書き用で重宝するアイテムです。
記念品として選ぶものであれば、ケースやカバー付きのふせんがおすすめです。
ノート
ハードカバーの「ノート」に箔押し印刷をすることで、記念品にもぴったりな高級感のあるアイテムになります。
出先でも使用できるので、会社名や企業のロゴを入れることで宣伝効果も期待できます。
竣工式や落成式の記念品にのしは必要なの?
竣工式や落成式は正式なお祝いの儀式のため、のしはできるだけつけたほうがよいでしょう。
のしの書き方は、下記をご参考ください。
表書き | 送り主の名前 | |
建築会社→施主 | 「竣工御祝」・「落成御祝」・「御祝」など | 自社の名前 |
施主→工事関係者 | 「竣工記念」・「落成記念」・「記念品」など | 施主氏名 |
とくに会社同士の取引だった場合には、ビジネスマナーとして基本的にのしは必要です。
ただし社内でルールがある可能性もありますので、まずは会社に確認してみてくださいね。
【番外編】竣工式や落成式に招待された側のマナーや相場
最後に番外編として、竣工式や落成式に招待された場合のマナーやお祝い金の相場についてご紹介します。
お祝い金やお祝いの品は、当日受付にて直接渡すか、前日までに届くように手配しておきましょう。
金額相場ですが、施主との関係性によって「1〜5万円程度」と相場は大きく異なります。
施主と普段から重要な取引を行っていて、大切なクライアントである場合には「5万円程度」を準備しましょう。
自分の会社が施工業者の場合は、自社の受注金額によって相場が異なり「約5〜10万円以上」が相場といわれています。
また現金のほかには、胡蝶蘭やお酒を贈ることも珍しくありません。
竣工式や落成式に招かれた場合のマナーやお祝い金額についても、会社内である程度ルールが決められていることも多いため、詳しいことは上司に確認しておきましょう。
まとめ
数ヶ月かけてやっと建物が完成したことをお祝いする竣工式や落成式。
こうした式典の記念品は、建築会社などから施主へ「お祝いの品」として贈る場合と、施主から工事関係者へ「お礼の品」として贈る場合に分けられます。
どちらのパターンかによって選ぶべき記念品も異なるため、本記事を参考に選んでみてください。
レスタスでは、こちらの記事で紹介しきれなかった商品もたくさん揃えております。
記念品に名入れして、さりげなく宣伝効果も狙いたい場合にはお気軽にご相談ください。