この文章を読んでくださっている人のなかには、最近お店をオープンされた方あるいは会社の周年記念や昇進祝いがあった方などいらっしゃるのでは。
仲のよいパートナーや取引先から贈答品として胡蝶蘭をいただきませんでしたか?
「せっかくいただいたお花なので、長い間キレイなままで咲かせたい」
「人目につく場所に飾る花なので、すぐにシナっとしてしまうのは…」
花をもらった方々は、きっとそう思うはず。
そんなわけで、今回は胡蝶蘭を長くキレイに咲かせるためのお手入れの仕方について話していきたいと思います。
胡蝶蘭が届いたら、まずすべきことは
花が覆われているラッピングを取るようにしましょう。
ギフトとして届く胡蝶蘭は保護用の紙やシートで覆われていることが多いと思います。店頭や祝いの席の場で飾るまではそのままにしておきたいと思うかもしれませんが、付けたままにしておくとなかが蒸れてしまい、根腐れを起こしてしまったり、カビが生えてしまったり。
また、ラッピングを取るときにも注意を。丁寧に取らないと包装で花や葉を傷つけてしまいます。傷口から菌が入ってしまうと病気になってしまい、これまた胡蝶蘭の寿命を縮めてしまうことに。
胡蝶蘭を飾る場所は
次に置く場所。胡蝶蘭はもともと東南アジアの熱帯雨林に咲く花。暑さには強いですが、直射日光と乾燥に弱い特徴があります。もし、強い日差しに当てたままにしてしまうと葉焼けをおこし、やがては花がしおれてしまいます。また、クーラーや扇風機の前など直接風が当たる場所に置いてしまうと葉が乾燥していき、割れてしまうことも。
そのため、胡蝶蘭を直射日光が当たる場所や空調製品の近くに置くのは厳禁。明るさはレースカーテン越しの光が理想のようです。また、ドアや窓の近くなど自然な風が通る場所を選んでください。
適した温度は
上述の通り、暖かい環境で育つ花なので20度前後の気温を好みます。初夏から秋口までは戸外で育てることができますが、特に気を付けたいのが冬。よく飲食店が開店したときに店先に飾られていることがありますが、冬場に外へ置くのはおすすめできません。また寒暖差も胡蝶蘭にとってストレスになります。なるべく室内で管理するようにしましょう。もちろん室内とはいえ、風が直接当たってしまうエアコン付近はNG。
胡蝶蘭の水やり
乾燥しやすい花だからといってたくさん水をあげてはいけません。胡蝶蘭の大きさにもよるので一概にはいえませんが、だいたいコップ一杯分くらいが目安です。水をあげすぎてしまうと根腐れを起こすことに。
また、季節によって水の量を調節するのも◎。土が乾燥しやすい暖かい時期は少し多めに。逆に、寒い時期は水を少なくしてやるなど調節しましょう。ポイントは、土を触ったときに乾いていたら水やりをしてあげること。
なお、水は株の根元に与えてください。
そのほかのメンテナンス
胡蝶蘭は根に近い方から順に花を咲かせます。そして、その方向から花はしおれていきます。もし、花が咲ききっていたり、しおれてしまっていたりしたら、なるべく取り除くようにしましょう。まだ咲ききっていない花やつぼみへ養分がいくようにするためです。そうやって花摘みをすることで、胡蝶蘭を長持ちさせることができます。
贈るときの気の利いた情報として
もらった立場ならもちろん知っておきたい胡蝶蘭のメンテナンス方法。とはいえ、贈る側もこういった情報を知っておくとよいかもしれません。プレゼントをする際に相手へ伝えれば喜ばれるはずです。
ところで、レスタスでも胡蝶蘭の取り扱いがございます。もし、ここまで読んでくださった方々のなかにギフトフラワーを検討している方がいらっしゃったら、ぜひ当店の胡蝶蘭を。
数ある胡蝶蘭のなかから、貴重な国産品を展開しています。
しっかり手入れをすれば3カ月ほど届いたときと同じ状態でキレイに咲きますし、たとえ花が落ちて咲ききったとしても1年後にはもう一度花を咲かせます。
ちなみに、当店で取り扱う国産胡蝶蘭や他社との違いについて詳しく知りたい方は下の記事もご覧ください。